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✍ 『コマンドー』4Kニューマスター吹替版が劇場公開中! 『コマンドー』4Kニューマスター吹替版が、2019年11月から日本全国で順次公開されている。言わずと知れたアーノルド・シュワルツェネッガー主演、あまりにエクストリームなアクション映画の傑作ではある。初公開から34年経って、高画質で劇場に蘇ってもおかしくはないし、むしろ1年中『コマンドー』が上映されている映画館があるべきではないかとさえ思う。 だがその凱旋の報を初めて聞いたときには、よ、4K! と思わず我が目を疑った。『コマンドー』のDVDやブルーレイはつい最近まで毎年のように、新たな要素を加えてリイシューされてきた。こちらとしてはそのたびに購入するしかないので、結果的にブルーレイ棚のあるセクションが右から左まで丸々『コマンドー』という珍妙な事態が起こることになる。 しかし、それだけバージョンアップを重ねておきながら、まだ4Kマスター版という切り札が残されていた。すぐ売ってくれたまえ、2万円までならポンと出す、と思ったが、その超高画質に触れるには今のところ劇場に足を運ぶしかないのである。年端もいかない子どもの時分に初めて触れて以来、シュワルツェネッガーが愛する娘を救うため、あちこちでランダムな暴力を振るう約90分の本作にずいぶん長いこと付き合ってきた。もうそろそろ「コマン道(どう)」を極め尽くしたのではないかと思ったタイミングで新しいバージョンが出てくるのだから、その世界の奥深さには改めて慄然とさせられる。 しかし、実はそれ以上に慄然としたことがある。「4Kニューマスター吹替版」と聞かされた際、「4Kニューマスター」にはずいぶん反応したものの、「吹替版」の部分にはさほど驚かなかったことだ。『コマンドー』といえば吹替版。しかも1989年1月1日にテレビ朝日の「日曜洋画劇場」で、淀川先生の解説付きで放映された、シュワルツェネッガーを玄田哲章が吹き替えているバージョン。そのことが自分のなかで、あまりにも当たり前のことになっていた。だから34年前の大名作を劇場で再公開します、もちろん吹替版です、と言われてもまるで驚かなかったのだ(それにしても1989年は元旦からテレビで『コマンドー』がかかっていたのである。どうかしている)。 ファンの心を鷲掴みにした89年テレ朝吹替版『コマンドー』 吹替版『コマンドー』は映画公開の翌 ...
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